【看護学校受験生向け】小論文の書き方を4stepでわかりやすく紹介~客観的な意見を書くコツ・言語化力を伸ばす習慣も~

看護学校

こんにちは!空色の森です。

本日は、小論文の書き方について書かせていただきたいと思います。

筆者は小・中学生の頃、作文がとっても苦手でした( ;∀;)特に夏休みの読書感想文は何をしてよいのかよくわからず、本の要約だけで乗り切っていました。

そんな筆者ですが、高校に入り小論文(主に意見文)の書き方について「勉強しよう!」と思い立ち色々と模索した結果、今ではスラスラと文章を書けるようになりました。小論文には書き方があったからです。

なお、小論文のような論理的に文章を書く力は、看護学校入学後の「看護過程」という授業とても役に立つので、ぜひこの機会に得意分野にしていきましょう!

本記事では、その書き方を共有できればいいなと思います。客観的な意見を書くコツや言語化力を伸ばす習慣についても紹介いたしますので、最後までお読みいただけますと幸いです(^^♪

小論文の書き方は、以下のとおりです↓

step1 意見を述べる

step2 理由を述べる(2-3個)

step3 反対意見を想定した反論を書く

step4 意見をもう1度書く(まとめ)

小論文の構成

それでは、1つずつ見ていきましょう(^^)/

最初は、自分の意見を述べます。

例えば、お題が『高校生のスマートフォンは禁止すべきか』だったとすると、書き方としては

賛成私は高校生のスマートフォンを禁止すべきであると考える。
反対私は高校生のスマートフォンを禁止すべきでないと考える。

となります。なお、小論文では「~である。」口調の方が良い(=ですます調は使わない方がよい)と筆者は感じます。その方が読み手にとっては読みやすいからです。
最初は冷たく感じてしまうかもしれませんが(←経験談)、徐々に慣れていきましょう(´っ・ω・)っ

今回はお題が「~か」ですが、『高校生のスマホの利用について』といったようにお題が広い場合があります。こんなときも賛成か反対かで意見を書くと後の文章が書きやすくなると思うのでおすすめです↓

賛成私は高校生のスマートフォンの利用に賛成である。
反対私は高校生のスマートフォンの利用に反対である。

以下では反対派の意見を書いていきます。(というのも、筆者は高校生のときにスマホゲームにはまっていたので利用禁止は困るからです( ;∀;))

なお、賛成か反対かはどちらでも問題ありません。重要なのは論理的に自分の意見を説明できているかです。

次に、上で書いた意見の理由を書いていきます。

理由は2~3個あると良いかと筆者は思います。

ここでは、自身の経験や一般論を使って、意見の根拠を示していきます。本来なら科学的な根拠や時事問題、専門家の意見(~は…と述べている)を取り扱った方が説得力があるのですが、試験中は難しい場合もありますので、経験談や一般論を活用していきましょう。

統計問題の場合には、その資料を用いて理由を述べていきます。(〇〇は~%であり、一方□□は…%である。ゆえに、ーである。)

なお、課題で小論文が出された際には、事前調査を行い客観的な意見を書くようにしましょう。

反対派の理由の例は↓のようになります。

1つめの理由は、スマートフォンは高校生にとってコミュニケーションツールの一環だからである。スマートフォンでは様々なSNSを利用することができる。現在は文化祭などクラス内の打ち合わせもSNSで行うことがある。また、友人との交流にオンラインゲームを利用することもある。このように、スマートフォンは高校生にとって他者との交流上、不可欠なものである。
2つめの理由は…(以下続く)

理由は一般論を書き、その理由の説明に経験談を用いると書きやすいかと思います。

続いて、反対意見を想定した反論を書いていきます。

「自分は反対意見も想定していますよ」と伝えることで説得力が増すからです。

おすすめのテンプレートは、「確かに…という意見もあるしかし私は~と考える」です。

では例を見ていきましょう↓

確かにスマートフォンの利用が学力に悪影響を及ぼすという意見もある。しかし、私は利用時間をあらかじめ決めておくことで、その問題は解消されると考える。

前半は反対意見、後半はその反論(解決方法など)となっています。「一方の意見だけを見ているのではないよ」ということを伝えることができるような文章にしていきましょう!

最後に、まとめとして自分の意見をもう1度書きます。いわゆる締めです(`・ω・´)

おすすめのテンプレートは、「以上より、私は~と考える。」です。

では例を見ていきましょう↓

以上より、私は高校生のスマートフォンを禁止すべきでないと考える。

小論文の書き方は以上となりますが、以下では客観的な意見を書くコツをご紹介していきたいと思います。

信頼できるデータ・統計情報を数字として入れる方法です。書き方の例は以下のとおりです↓

・~の情報では、…%という結果がでている。
・~の情報によれば、Aは〇〇人であるのに対し、Bは□□人である。

論文を活用する方法です。必ず自分の意見ではないことを明記しましょう!!
書き方の例は以下のとおりです↓

・〇〇(20XX)【←著者と発行年数】によれば、Aは…%であるのに対し、Bはー%であった。
・〇〇(20XX)【←著者と発行年数】によると、…という結果が得られたという。

時事の内容を入れる方法です。書き方の例は以下のとおりです↓

・20XX年には〇〇という出来事があった。

専門家の意見を引用する方法です。必ず自分の意見ではないことを明記しましょう!!
書き方の例は以下のとおりです。

↓出来事の場合
A氏は20XX年の□□にて~のように述べている。

↓書籍を引用した場合
B氏は著作『〇〇(□社,pp.-,20XX)』内で以下のように述べている。『~引用した文章~』

書籍から引用する際には、著者に限らず書籍名や発行会社、発行年、ページ等も入れるようにしましょう。また、引用した言葉は一言一句正確に書き写しましょう。

本記事の最後に「言語化力を伸ばす習慣」についてご紹介させていただきます。

筆者はこれを実践することで、以前よりは説得力のある文章を書けるようになったのでおすすめです。

方法は、「ニュースを見て意見を述べる」です。可能であれば他の人とディスカッションをしましょう。賛成と反対の両方の立場で1つずつ意見が出せると良いかと思います。その際は小論文と同様理由も併せて述べるようにしましょう(*^^*)

いかがでしたでしょうか。本記事が皆様の勉強の一助となりましたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました(*- -)

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