【経験談】PMDDはどんな感じ?知ってほしい生理前の気分不調

PMDD

こんにちは。空色の森です。

皆さんは「月経前不快気分障害(PMDD)」という言葉を聞いたことがありますか?
最近CMで月経前症候群(PMS)は紹介されるようになってきましたが、PMDDについては認知度がまだまだ低いと実感しております。

そこで、今回はPMDD当事者である私が、PMDDには実際どんな症状があるのかをお伝えできればいいなと思います。現在受けている治療方法については別記事で紹介させていただきます。

もし、生理前に気分不調のある方は共感できる内容もあるかと思います。また、身近に生理前の不調に悩んでいる人がいる方にとっても参考になったら嬉しいです。

最後までお読みいただけますと幸いです。

PMDDは、PMSの中で精神の不調を主にしたものを指します。

生理2週間前くらいから、感情の起伏が激しくなったり、涙もろくなったりし、生理の終了と共にそのような精神症状が落ち着いていくことが特徴的です。

受診先としては、婦人科や精神科、心療内科などが挙げられますが、私は婦人科に通院しています。

以下では、PMDDによる自身の症状を紹介していきます。なお、精神不調は多岐にわたるので、その中の一部として認識いただけますと幸いです。

生理前はとにかく感情の起伏が激しかったです。

具体的には、さっきまでバラエティー番組を見て大笑いしていたのに、その数分後には鬱々としていたりと、とにかく1日の中で目まぐるしく気分が上下していました。

刺激にも弱くなっていたので、家族に対してもツンツンしていた時期もありました。

感情の起伏が激しく、刺激にも弱かったため、普段では泣かないようなことで泣いていました。

具体的には、誰かに何かをいわれたとか、感動系の映画を見たなどです。(私は普段はあまり喜怒哀楽が表情に出ないので…)

普段と比較して、生理前に涙もろくなることはPMDDの症状の1つと考えられます。

これは、共感してくれる方が多いのではないでしょうか。

生理前の眠気です。

私は普段6時間睡眠ですが、服薬する前の生理期間は10時間ほど眠らないと辛かったのを覚えています。(それでも眠いのですが・・・(;’∀’))

眠気のおかげか、この期間は学校の勉強も捗らなかったです。

生理前の眠気が日常生活に影響を与えている場合には、受診を検討してもいいのかなと個人的には思います。

上にも書いたように、気分の不調に加え、周りの人にあたってしまったり、普段できていることができなかったりと様々なことが重なった結果、生理前には自己肯定感が著しく低下しました。

初経から4年後ぐらいに初めてPMDDという病気を知ったので、それまでは自分に問題があると考えていました。このことも自己肯定感の低下に拍車をかけたのかなと思います。

以上の症状から行きつく先は、

「消えたい」「死にたい」という感情でした。

私は双極症があり慢性的な希死念慮はありましたが、生理前にはこの気持ちがより強くなっていました。具体的な自殺方法を考えたこともあるほどです。

生理前に希死念慮が出てくる・強くなるという方は早めに医師に相談することを強くおすすめいたします。

生理前の気分不調の原因には、上記のようにPMDDの可能性があります。すなわち、ホルモンによる精神への影響です。

生理はそれだけでも大変なのに、さらに精神の症状があることはとてもお辛いと思います。

私は

「生理なんかなくなってしまえばいいのに」

とずっと思っていました。でも、そんなこと言っちゃいけないという考えもあり…
このような矛盾した感情の中で苦しんでいる方も多いと思います。

しかし1年前、生理の苦痛に理解のある医師(先生)に出会うことができました。その先生と話す中で

「生理はなくてもよい」

という考えることは決して悪いことではないと思えるようになり、本当に心が軽くなりました。

今苦しんでいる方も、どうか自分を責めないでほしいです。そして、もし気が向けば病院を受診してみて下さい。中には理解してくれない方もいるかもしれませんが、いつか理解を示してくれる医療者に出会い、適切な治療が受けられることを願っております。

まずは、ご家族の生理前の気分不調に気付き、こうしてサイトを訪れて下さったことに感謝いたします。

上記のように、生理前の不調にはPMDDという病気が隠れている可能性があります。

特に普段と違うなと感じる場合には、1度ご家族の方から受診を勧めていただけるとありがたいです。

PMDDの方にとって生理中は自分でも何が何だかわかりません(皆が皆そうとは限りませんが)。
突然気分が明るくなったり、かと思えば落ち込んだり、気分の波に追いつくのに必死な状況です。

そんな中、家族の優しさは本当に心強い武器となります。

もしかしたら互いに傷つくことがあるかもしれませんが、それでも一緒にいるよというメッセージを出し続けていただけると本当に嬉しいです。(私の勝手なお願いですが…)

繰り返しにはなりますが、生理前の気分不調に気付き、こうしてサイトを訪れて下さったことに深く感謝いたします。

PMDDはまだ認知度が低い病気ではありますが、治療方法はあります。

どうか自分を責めず、医療機関の受診を検討いただけますと幸いです。

皆様にとって人生がより良いものになるよう願っております。

最後までお読みいただきありがとうございました(*- -)

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